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新卒採用について考え、そして、いえること。

新卒採用と聞いて、すぐ思い浮かぶ言葉は、採用内定である。この採用内定というものは、我国において青田買いといわれたように、優秀な人材を確保するために企業が行うものであり、卒業以前のかなり早い時期に行われ、卒業後の入社時に本採用する流れとして行われるものである。そのため、4年制大学の3,4年の学生のだいたいは就職活動(就活)のことで忙しそうにしているものである。そこで、考えられることは、学生である時間を就職活動のため割かなければならないということは、学生としての学業に専念する時間が少なくなってしまうことを意味する。そうすると、器用に両方こなせる学生はそれでいいにしても、どちらも中途半端になってしまった学生は学業に専念した方が良かったかもしれないということになると考えられる。

また、内定取消とかいうことになると、学生としてはショックが大きく、更に学業に専念することの障壁となってしまう。そのことは、おそらく近年の雇用調査における新卒の就職率が低下している原因の一つであるといえる。ただ、近年では情報環境が昔と比べ整っており、就職関連情報も手軽にどこでも簡単にアクセスできるようにもなっている。そして、最近増えつつあると見られるものは、SNS(SocialNetworkingServiceソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した就活も行なわれており、それは「ソー活」という用語も誕生する程のものである。そのことを踏まえて学生について考えてみると、卒業後すぐに働きたい者は学業に専念する時間を割いて就職活動を行えばよいが、それ以外の者は、大卒資格を取ってから就活を始めてもなんとかなるものであると考えられる。

そうすると、学生について「ゆとり型の学生」と「詰め込み型の学生」に分類して考えることができるということになるが、そうした学生を企業がどのように上手く活用していくのかということが、社会的に求められることであり、それは同時に企業側の立場における課題であると考えることもできる。しかし、企業は業績を上げなければならず、そのことを犠牲にしてまで無差別的な新卒採用が求められているわけでもない。逆に、企業にとっては、バラエティー豊かな学生の中からも人材を選ぶことができるというようになっただけのわけであり、予めこういう人材を求めているということを公にしておけば、その企業に合った人材がその企業に現われるものであるというものである。以上から、最近の新卒採用については、情報環境が整備されているということをもって企業側にとっても学生にとっても有利な状況ということができるということになる。

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